🌬️ 快適な空間は湿度で決まる!ダイキンエアコンの賢い除湿の秘密
「エアコンの除湿は電気代が高い」という話を耳にして、除湿機能を使うのをためらっていませんか?
実は、一昔前の除湿方式に原因があります。しかし、最新のダイキンエアコンは、その常識を覆します。
この記事では、エアコンの除湿機能の種類と、ダイキンエアコンがなぜ快適性と省エネを両立できるのかを解説します。
💡 除湿は本当に電気代が高い? 誤解の原因は「再熱除湿」にあり
お客様から「エアコンの除湿は電気代が高いって聞いたけど、どうなの?」というご質問は今でも多くいただきます。
この話の原因となっているのが、除湿方式の一つである**「再熱除湿」**です。
電気代が高くなると言われる再熱除湿ですが、なぜ今も採用されているのでしょうか?それは、快適性を追求する上で欠かせないメリットがあるからです。
ここでは、エアコンに搭載されている主要な2種類の除湿方式を理解しましょう。
🔬 エアコンの除湿機能:2つの方式とその仕組み
エアコンの除湿モードには、大きく分けて「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があります。
エアコンの除湿が「安い」というのを見たり聞いたりした事がある人もおられると思います。
その場合は「弱冷房除湿」の話をしているときです。
1. 弱冷房除湿:手軽で省エネな標準機能
| 弱冷房除湿 | |
| 仕組み | 冷房運転を弱く行い、温度を下げる過程で発生する「結露」を利用して除湿する。 |
| メリット | 電気代が安い(冷房の弱い版なので)。ほとんどのメーカーが採用している標準的な方式。 |
| デメリット | 除湿量が少ない。 温度を下げるのが主目的なので、湿度を下げようとすると室温が下がりすぎて寒くなりがち(特に梅雨時など)。 |
<結果として電気代が上がるケースも>
弱冷房除湿は、湿度が残って「蒸し暑い」と感じた場合、さらに設定温度を下げるしか快適にする手段がありません。設定温度を1℃下げると電気代は10%近く上昇すると言われています。結果的に、快適さを求めて温度を下げ続けた結果、電気代が上がってしまうことがあります。
2. 再熱除湿:究極の快適性を追求した除湿
| 再熱除湿 | |
| 仕組み | 熱交換器の一部でしっかり冷やして強力に除湿した後、その冷えた空気を温め直して室内に戻す。 |
| メリット | 除湿量が非常に多い。 吹き出し温度を室温と±0に保てるため、室温を下げずに湿度だけを下げられる。じめじめした梅雨時でも肌寒くならない。 |
| デメリット | 運転時に「冷やす」と「温める」の両方を行うため、弱冷房除湿に比べて電気代が高い。 |
再熱除湿は湿度を下げるために下がった温度を上げなおすために電気代がかかることになります。
ただし設定温度を下げなくても快適な湿度になるメリットもあるため設定温度を極端に下げて使うよりは電気代が安く済むこともあります。
3.除湿の真実:使い方次第で変わる電気代
涼しさを感じるのに最も重要なのは「温度の低下」よりも**「湿度の低下」**です。
弱冷房除湿は、除湿量を増やそうとすると電気代が高くなることになります。
逆に除湿量が少なくて済むときは電気代は安くなります。
再熱除湿は、除湿量を保ったまま温度を維持するために電気代が上がることになります。
ただし弱冷房除湿では湿度による暑さを抑えきれず設定温度をひたすら下げているようなら余り変わりません。
除湿の電気代が高い・安いと言われる正体はここにあります。
どちらかの側面しか語られてないことが多いです。
🥇 ダイキンエアコンの進化:「リニアハイブリッド除湿」の圧倒的なメリット
結局、最高の省エネ性と快適性を求めるなら、湿度だけが高く熱負荷が少ないときは弱冷房除湿、高温多湿で熱負荷が大きいときは再熱除湿が必要といううことになります。
つまり、両方を使い分けるのが最適なのです。
しかし、ほとんどのメーカーはどちらか一方しか採用していません。
ここで、ダイキンエアコンの強みであるこだわりぬいた除湿をご紹介します。
1. 2つの除湿を自動で使い分け、快適性と省エネを両立
ダイキンの特定のモデル(RADシリーズなど)に搭載されているのが、**「リニアハイブリッド除湿」**です。
これは、弱冷房除湿と再熱除湿の両方を併せ持ち、室内の状況に合わせて最適な運転に自動で切り替わる画期的な機能です(弱冷房除湿モードにより吹き出し温度が下がることもあるため、分類上は弱冷房除湿となっています)。
2. 電気代の課題を克服!加熱温度をコントロール
さらに、ダイキンは再熱除湿のデメリットである「電気代の高さ」を克服しています。
他メーカーの再熱除湿は、温め直すための加熱温度が一定で固定されていることが多いのに対し、ダイキンのリニアハイブリッド除湿に搭載されている再熱除湿は、加熱の温度を細かく可変させます。
つまり、必要以上に温め直すムダをなくし、電気代の負担を大幅に抑えた、高効率な再熱除湿も実現しているのです。
常に湿度を抑え、かつ電気代も抑える除湿。これがダイキンが目指した除湿の理想形です。
✨ まとめ:ダイキンエアコンなら「じめじめ」を気にせず快適に
「除湿は電気代が高い」という心配は、もう古い情報です。
ダイキンエアコンの「リニアハイブリッド除湿」は、弱冷房除湿の省エネ性能と、再熱除湿の強力な除湿力・快適性を高度な技術で融合させました。
温度が下がりすぎずにカラッと快適な室内を実現し、しかもムダな電気代を抑える。
これが、ダイキンエアコンがお届けする新しい快適空間です。
関連:各社の除湿性能の違い
🧐 ちなみに…除湿モードを使ってなくても、実はエアコンは頑張っています
「エアコンの除湿モード、一度も使ったことがないな」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、最近のエアコンは、お客様が意識しなくても、賢く除湿運転を行っているのです。
特に**「自動運転」や「冷房運転」**を設定している場合、エアコンは設定温度に到達した後も完全に運転を止めるわけにはいきません。部屋の温度が再び上昇するのを防ぐため、ごく弱い冷房運転を続けることになります。
実は、この弱い冷房運転こそが、エアコン最初期から存在する「弱冷房除湿」の正体です。
冷房は、空気を冷やす過程で必ず空気中の水分を奪い(結露させる)、湿度を下げる働きをします。したがって、温度を下げすぎない程度に「弱く冷房」を続けることで、「温度を維持しながら除湿する」という運転を行っているのです。
ダイキンカタログによると、最近のエアコンが自動運転の冷房モードで行っている運転のうち、**約6割がこの「除湿運転」**にあたると言われています。お客様が自ら「除湿」を選ばなくても、エアコンは快適な湿度を保つために常に働いているのです。
